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スタッフブログ[No.39] 大学選びの大切さ

スタッフブログ 2024-08-18

こんにちは!夏バテしてますか?

数理担当の齊藤怜志です!

 

今回は、浪人を経験し、

一年間いろんな意味で経験が増えた者が

「大学の決め方」について、

一つの考え方としてお話します。

 

この記事を見て、

自身の進路や目標、志望大などを見直してみてください。

 

 

(写真は僕の母校です:兵庫県立三田祥雲館高等学校)

 

この記事では、大学の決め方で押さえててほしいこととして、

➀大学でやりたいこと

②似た学部学科でも、全然違うこと

③特に理系、論文の内容は大学の偏差値に寄らない

を120%の個人的主張で、

ただ思ったことだけを記載していきます。

 

浪人生を体験した身としては

後悔もしてほしくないのですが、

あくまで参考程度に知っててください。

 

➀大学でやりたいこと

「大学で学ぶこととしてやりたいことは何ですか?」

こんな質問

何度も聞かれてて飽きてると思うんですけど、

この真意や解答を具体的にしたことはありますか?

 

『そんなのいつでも組み立てられる!』と考えてる人、

あとで後悔しますよ。

 

部活やサークル、アルバイトなどでやりたいことは

大学入学してからでも簡単に想像できますし、

合格してからでもいくらでも思いつくかもしれません。

 

しかし、

研究内容や進学内容において、

この具体性がはっきりしていないと、

 

何人かは、

学習意欲は続いても探求心と結びつきにくくなって

学年が上がるほど

(研究したいことや会得したい資格などの)

目的を失いやすくなります。

 

そしてリアルな話、

単位をとれていても

退学や留年をしてしまうのです。

 

そうならないために、

どのようにして学びたいことを、

やりたいことを続けていくのか、、、

それを考えていていきましょう。

 

まぁ、元より、

意志が強い人はそこまで不安視しなくても大丈夫です。

ただその選択肢に後悔しないでくださいね✨

 

今回のブログを見てやってほしいことは、

受験勉強している今から、

もしくは来年、再来年の受験のためにも

ふとした今から、

具体性を持った興味を抱いていくこと、

進学意欲の向上などをさせていくことです。

 

じゃあ、

実際に「何を」「どこから」「どこまで」具体的にすべきか、

僕の大学を選んだ発想を参考に見ていきましょう。

 

ちなみに、

僕はふわっとした目的で受験し合格しているので

悪い例として参考にしてください。

 

図:僕が大学入学前に考えてた好きなこととそのイメージ

 

見てください、このふわっと感。

この記事を見てくださっている方々とは、

興味ある分野は違うと思います。

 

しかし、

僕みたいに

ここまでザックリとしすぎたイメージでは

具体性を持つ探求心を抱くまでめっっっっっっっっっっっっちゃ時間がかかりました。

 

また、

軸もブレてしまうので

研究途中で違和感を薄っすら感じました。

 

では、何が足りていないのか、

反省も踏まえてお伝えします。

 

この図には好きなことや興味のあることの

抽象的な要素しか書かれていないんですよ。

 

「海水魚の何の魚に興味があるのか」

「養殖の餌のどういった成分に関心を持つのか」

「飼育に必要なpHのうち、湖沼の魚種にはどういった性質だといいのか」

などしっかりと絞る必要があるのです。

 

また、

今はなくても

在学中にその学科内でハッキリと決めていく必要があります。

 

じゃあ、

なぜしっかり興味を絞る必要があるのかは、

②でお伝えします。

 

②似た学部学科でも違うこと

僕の今所属している学科でも

別学科でも色々混ぜてお話しします。

 

まず、海を扱う大学、学部学科として、

 

宮崎大学の農学部に「海洋生物環境学科」

北海道大学長崎大学鹿児島大学に「水産学部」

東京海洋大学

三重大学の生物資源学部に「生物資源学科(海洋生物資源コース)」

福井県立大学に「海洋生物資源学部」

高知大学に「農林海洋科学部」

岩手大学の農学部に「食糧生産環境学科」

東北大学の農学部に「生物生産学科」

宮城大学の食産業学部に「生物生産学類」「フードマネジメント類」

金沢大学の理工学部に「生命理工学類(海洋生物資源コース)」

京都大学の農学部に「地域環境工学科」「食料・環境経済学科」「食品生物科学科」「応用生命科学科」など

広島大学の生物生産学部に「水圏統合科学プログラム」など

水産大学校愛媛大学の社会共創学部に「産業イノベーション学科」

九州大学の農学部に「生物資源学科(動物生産科学コース)」

 

もう、これだけあるんですよ。

それで、しかも各大学によって

やってる研究や扱ってる生物も異なるのです。

 

僕は、

海洋生物環境学科の、

海洋環境微生物研究室に所属しています。

 

そこでは、

魚病への影響(プロバイオティクスや腸内細菌を摂取させる)、

ウナギの飼育、餌についての研究

などをしています。

 

さて、皆さんにお聞きします。

 

宮崎大学農学部海洋生物環境学科という名を見て

この研究をしていることを

学部学科見るだけで想像できましたか?

 

魚だけだと思ってませんか?

魚の種類全般を研究していると思いましたか?

 

学部学科が似てるから

どの大学も同じことやってると思いました?

 

実際のところは、

大学にいる研究室の教授のところで研究を進めていくので

魚全般を研究で網羅しているわけではないんですよ。

 

種類や生態系の基本的な環境の知識は、

大学の専門科目の授業や基礎実験で網羅するくらいですが、

研究として全てを扱うとすると

少なくとも四年制大学では間に合いません。

 

海洋に限らずなんですけど、

そういった偏見が、

入学後に自身のイメージと大学のやってる事との間に

乖離が生まれるのです。

 

よって、ちゃんと大学選びをしてください。後悔しないために。

 

③特に理系、論文の内容は大学の偏差値に寄らない

今までの話からして、

内容の濃すぎる話で理解が追いついてないと思います。

 

でもそんなもんなのです。

皆さんが大学に何しに行くか、

そんなのはそれぞれ持ってるでしょう。

 

ただ、大学って所は

専門的な知識を扱う研究機関です。

 

皆さんが入学してから自由な時間を過ごすことは

存分にしてもらってもいいんですが、

 

学年が上がれば

その分だけ専門的な資格や研究の勉強が増えていきます。

 

しかも、どの大学にもです。

 

「研究内容が浅いから」

「偏差値が低いから」などの理由で入った場合、

研究の本質に触れた時

すぐに退学意識が湧き出るかもしれません。

 

そうなったときどうするか。。。。。。。

 

冷徹な発言します。。。。。。。。

 

把握できずに馴染めなかったあなたにも

原因があるかと思います。

 

さて、③の本題に入ります。

 

最近あった出来事で

この話題と結びつけられることがありました。

 

それは、僕が所属している研究室に、

東大の農学部の方が院生として編入してきたのです。

 

今年の1月くらいから知ってたんですが、

当時、僕もびっくりしてました。

 

ただ、海外の学科期に発表しに行ったり、

石油で有名な出光さんと共同研究したことがある研究室だったので、

研究としても基礎知識としても

学べることが豊富なので楽しく感じております。

 

さぁ、

偏差値とネームバリューでしか、

大学を見れてない学生にお尋ねします。

 

宮崎大学農学部海洋生物環境学科

(偏差値48らしい)は、

上記の体験を見ても他の大学より劣ってると感じましたか?

 

解答しづらい質問しちゃった、、、、、

要は、②でお察しした方がおられると思いますが、

 

研究において専門分野の一部を

その大学が担当して研究しているので

 

知識として網羅できるだけで、

小さな疑問や未解明な原理や定義の解明を行うことは

教授の研究分野や学科・コースで扱っている単元が

ベースになって研究や論文作成をします。

 

だから、

「偏差値が低いから○○までしかできない」とか

「地方大学だから○○という点で不十分」ではなく、

 

教授たちが扱っているテーマが異なるおかげで、

各大学ごとに少しずつ研究内容が異なるだけ、

なのです。

 

受験生や入学したての新一年生は

大学をネームバリューや偏差値で見がちですが、

 

大学生(特に理系、更に修士の方々)の大体は、

大学内の教授・准教授の研究テーマで見ます。

 

この視点で見たほうがより専門的に、

より高密度で研究内容やメカニズムの発見が可能だからです。

 

長々と話してもウザいと思うので、【まとめ】に入ります。

 

【まとめ】

大学を表面だけ見て

適当に選ばないように。

後悔しても遅いから。

後悔して、

今の道を諦めてでも

挑戦し続けられる人は、

僕と同じ道(浪人)を経験しよう。

ただ、浪人するなら学力も、

抱く目標も、

密度の高い具体性を抱き続けるように。

 

以上、

浪人を体験した現大学生からの

偏見と個人の感想しか混ざってないブログでした~

 

それでは、またね~

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