お知らせ・最新情報
【塾長ブログ】『失われた30年』を取り戻すために②
さて、先日発信したブログの続きとなります。
『失われた30年』の原因として
教育面で懸念される点が私は3つあると思います。
1 「大学全入」による大学の価値の低下
2 「コロナ禍」から変容した「忍耐」の低下
3 「失敗」を避け過ぎた「免疫」の低下
この3点です。
今回は2つめについてお話ししたいと思います。
2 「コロナ禍」から変容した「忍耐」の低下
皆さんは
「正座」をする機会ってありますか?
足がしびれてなかなか立てなかった…。
いまはそんな機会がほとんどありませんね。
子どもの好きなゲームだって
ゲームをはやく攻略するために
「ゲーム攻略本」があったり、
攻略方法を解説するYoutubeがあったりします。
物事がなかなか進展しないときは
「我慢=忍耐」をする時間(時期)が生じますが、
世の中がより便利になってきて、
「我慢=忍耐」をしなくてよくなった。
もちろん、「滝行」のようなものは
「我慢=忍耐」というより「修行」になりますが。
私がここでお話ししたいのは、
「手軽さを」「快適さ」求めていくうちに
『頭を使わなくなった』ということです。
『頭を使う』のは勉強に限ったことではありません。
人間が社会生活をしていくうえで、
幾度も「カベ(=障害)」が現れますが、
その解決方法を考えるときに頭(脳)は使います。
あれこれ悩んでいくうちに解決法を見つけたり、
それでも解決できないときは
他者の力を借りることもあるでしょう。
このようにして、
「我慢=忍耐」→「頭を使う」→「成長」
だと私は思います。
お店を営んでいる方も
あるときは
お客様がなかなか来ず「我慢」する時期があり、
どうすればお客様が足を運んでくれるか「頭を使い」、
何らかの結果が得られて「成長」すると思うんです。
ところが、
「コロナ禍」において
緊急事態宣言で学校休校や臨時休業があって、
熱があったら学校を休んで…。
(もちろん体調が悪く病気の時は休んだほうがいいですが。)
要は、
暇な何もしない時間が増えた訳です。
いままで忙しかった毎日でやりくりしていたのが、
急に時間を持て余した。
ましてや外出もままならない。
ぼーっと過ごす時間がやってきた。
でも、いざ何かをする訳でもない。
これを繰り返し、時間が経過するうちに、
いつの間にか
「頭を使う」ことから疎遠になった
感じがします。
もっと教育の現場から見てみると
次のようなことも
「頭を使わなくなった」原因ともいえるでしょう。
①「『正解』が良し」という風潮
子どもは当然ながら褒められたい(怒られたくない)感情があります。
「正解」だと喜ばれる。
だから、はやく答えを求めたがる。
親もそれを期待する。
それを改善する方法の1つとして、
「過程」を褒める。
「失敗」しても努力のあとが見られたらそこを褒める。
★ほんとうの失敗は「しないこと」です!
②がんばっている仲間や集団のなかで勉強する
家では集中できないという理由で、
図書館で勉強する人もいますよね。
1人だとなかなか行動できない。
(ある意味、意志が弱い…。)
そんな人は
同じ境遇にいる友達や、
環境をうまく利用すればよいのです、
最近はこんなYoutubeもあります。
(2時間)study with me🍃勉強風景/No BGM/02.15
スタバカフェBGMで2時間超集中【ポモドーロタイマー25分集中+5分休憩】【勉強用/作業用BGM】
「我慢=忍耐」と聞くと昔っぽいワードですが、
「どうしたら集中して勉強できるかな?」
を考えて環境などを変えてみることも、
自分の頭を使うことです。
先ほども言いましたが
「我慢=忍耐」→「頭を使う」→「成長」
だと私は思うので、
日頃の生活でダラダラ生活するのはもったいない。
頭を使っていくうちに
解決策が見つかり、今よりも「成長」します。
お父さん、お母さんも
お子さまの「過程」にフォーカスして
褒めるタイミングを見つけてください。
- 【集合授業形式】
- 楽しい授業の中にも、みんなで切磋琢磨し競い合って勉強しています。また、勉強や受験に対する心構えも教えていく、これが「ゼミナール21」スタイルです。
- 【個別授業形式】
- 「全教科学習できる個別指導」このコースのスローガンです。受験に必要な教科・科目、そして検定対策や思考力養成ができる、これが個別授業形式の「ソクラ」スタイルです。
ゼミナール21ソクラ国富校
電話 0985-41-8880 FAX 0985-41-8881
お電話でのお問い合わせ
ご希望の教室へのお電話は下の時間受け付けています。→ 教室情報
受付時間:月~土曜(15:00~21:00)