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スタッフブログ[No.52] 入試問題から「長文(リーディング)」対策を考えてみよう
「長文(リーディング)」は
高校入試においても、大学入試においても、
配点の高い分野であり、最も時間を要します。
「英文法」であれば、
「時制」「助動詞」などの文法、
そして「熟語(イディオム)」を暗記しておけば
ある程度対応ができますが、
「長文(リーディング)」の場合、
同じストーリーが出てくることはありませんので、
その都度、英文を読んで和訳を考えながら
解き進めなければなりません。
そして、中高生で英語嫌いの人は
「面倒くさい!」という心理が働き、
積極的に取り組む生徒が少ないですよね。
だから、
英語は「二極化」しており、
得点率70%前後の集団と、40%前後の集団に分かれることもあります。
しかし受験生は避けて通ることはできません。
では、
「長文(リーディング)」はどんな点に気をつけて
日頃勉強すればよいでしょうか。
今回は、入試問題から「長文(リーディング)」対策を考えてみようと思います。
さて、下は
『2024年度大学入学共通テスト英語(リーディング)』第4問の一部です。
このなかの文(オレンジ下線)を見てみましょう。
【英文】
What ①Makes / a Good Classroom?
②As many schools work / to improve their classrooms / , it is important / to have some ideas / for making design decisions.
SIN / , ③which stands for / ④Stimulation, Individualization, and Naturalness / ,
is a framework / that ⑤might be helpful / to consider / when designing classrooms.
この部分を30秒で和訳できますか?(自力で和訳するまでは下を見ないでね。)
まず、上記で
①は、make A+B …「SVOC」(第5文型)
②は、as …「前置詞」
③は、which …「関係詞」
stand for ~ …「群前置詞」
④は、stimulation, individualization, naturalness …「語彙」
⑤は、might …「助動詞」
を難しく感じる人が多いのではないでしょうか。
これが「英文法」「英単語」を
しっかり身につけたかどうかで
「差」が出ます。
【和訳】
上記英文で / を入れています。
このように、
英文は『前からカタマリで考える』のが基本です。
では、和訳例を見てください。
良い教室にするには(何をすればよいか)?
多くの学校が取り組んでいます / 教室を改善するために/ 重要です / アイデアを持つことは / デザインの決定をするための /
SIN / それは「刺激」、「個別化」、「自然さ」を表すのだが、 / 枠組み(フレームワーク)なのです / 考慮するのに役立つかも / 教室をデザインする際に /
合っていましたか?
なかなかこのブログでは伝わらないかもしれませんが、英語も日本語同様「ことば」なので、
ふだん私たちが使っている日常語になおしながら和訳する必要があります。
これがある程度できてきたら
『キチンと和訳しない』で英文を理解するようにしましょう。
例えば…
many schools は their classrooms を improve するときに、
design decisions するための some ideas を have することが important です。
SIN 、それは Stimulation や Individualization、 Naturalness を stands for しているのだが、
a framework なのです。
(それは) designing classrooms するときに consider するのに helpful かも。
こんな感じで英語と日本語が混じっていいので
「カタマリ」で理解していければOKです。
(伝わってます???)
実は、これって、
中学生のうちからトレーニングすることができますし、
トレーニングすべきなのです。
「やっと長文、和訳、おわったぁ!」と思った人、
まだまだです。
ここまでは、ある意味「インプット」されただけ。
ここから「アウトプット」しましょう。
「長文(リーディング)」はある程度速いスピードで取り組む必要があります。
そのため、自宅等で必ず「音読」が必要です。
では、皆さん、上記の英文章に戻って
「音読」してみてください。
(小さい声でもいいから、できれば2回)
できましたか?
では、最後の仕上げです。
実際に英文を聞いて意味がわかるか、試してみましょう。
これを聞いて理解できたら「終了」です。
★これは「リスニング」対策にもなりますね!
「Google」を使ってみてください。
1つの長文に対して、
日頃、ここまで徹底してやっていないでしょう。
だから「できない」だけです。
これも中学生のうちから取り組まなければならない勉強方法です。
これで、英語の勉強方法についてのブログは終わりです。
最後に、
もし「入試(高校・大学)」を受けたいならば、
あなたの「え~!」という気持ちは関係なく、
他の受験生はやっています。
国富町や綾町、そして宮崎市、
ひいては宮崎県全体の中学生・高校生が、
キチンとした「英語勉強」を始めてくれることを願っています。
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